東京で子育て、お金はかかる?2児家庭が感じる支援・生活費のリアル

子育て・教育
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「東京で子育て」と聞くと、とにかくお金がかかりそうなイメージがありませんか?

実際、東京で子ども2人を育てていると「高いなあ……」と思うものは、もちろんあります。特に住宅費。これはもう、かなり高いです。

一方で実際に子育てしてみると、「子どもに関するお金は、意外とかからないものも多いな」とも感じています。

児童手当に加えて東京都独自の018サポートがあり、保育料は無償。小学生の給食費もかかっていません。

今回は、現在2歳と小学生の2人の子どもを育てているわが家が、「東京で子育てしていて、お金がかからないと感じるもの」「逆に、やっぱり高いと思うもの」、そしてお金以外に東京で子育てしていて感じることについてまとめてみます。

※制度については2026年9月時点の情報です。東京都全体の制度と自治体独自の制度があるため、実際の内容はお住まいの自治体でもご確認ください。

児童手当+018サポートだけでも、わが家には大きい

まず、全国共通でもらえる児童手当。

現在の児童手当は、3歳未満が1人あたり月15,000円、3歳以上高校生年代までが月10,000円です(第1子・第2子の場合)。

わが家は2歳と小学生なので、現在の年齢で単純計算すると月25,000円。年間では30万円になります。

※2歳の子が3歳になると金額が変わるため、実際の年間受給額とは異なります。

そして東京都には「018(ゼロイチハチ)サポート」もあります。

都内在住の0歳から18歳までの子どもに、1人あたり月5,000円、年間最大6万円が支給される制度です。

わが家は制度が始まった当初に申請して、現在も受給しています。子ども2人なら年間最大12万円。

児童手当と018サポートを合わせると、現在の年齢で単純計算して年間42万円相当です。

毎月の生活の中ではそこまで意識していなくても、年間で考えるとかなり大きな金額です。

2026年度は「子育て応援+」も

さらに2026年度は、東京都の「子育て応援+(プラス)」として、対象となる0歳から14歳までの子ども1人につき11,000円が1回支給されます。

わが家の場合は子ども2人なので22,000円。

毎年必ずあるものではありませんが、こうした東京都独自の支援もあります。

保育料。上の子のときは払っていたのに、今は第一子から無償化

子どもを2人育てていて、制度の変化をかなり感じるのが保育料です。

上の子が保育園に通っていた頃は、2歳児クラスまで普通に保育料を払っていました。3歳児クラスになって、無償化。

ところが下の子は、0歳児クラスから保育料がかかっていません。

さらに東京都では2025年9月から、0〜2歳の第一子についても保育料等の無償化を実施する区市町村への支援が始まりました。

年齢や所得にかかわらず対象となるため、これは子育て家庭にとってかなり大きな変化だと思います。

上の子を育てていた頃には払っていたお金なので、余計にその大きさを感じます。

わが家の保育園、実際に払っているのはほぼ延長料金だけ

これは東京都全体の制度ではなく、園によるところも大きいと思いますが、わが家が通っている保育園では日常的な追加費用がほとんどありません。

給食代や行事のたびに追加で何かを払うこともなく、現在かかっているのは、利用したときの延長保育料くらい。

もちろん園によって違うと思いますが、「保育園に通わせていると、細かいお金がいろいろかかるのかな?」と思っていたので、実際にはほとんどかからないことに驚きました。

小学生になってからも、給食費は0円

上の子は現在小学生。学校給食費も、わが家が住んでいる自治体では無償です。

毎日のことなので、一食ずつは小さな金額でも、年間で考えるとありがたい。

学童も利用していますが、公立の学童なので月数千円程度。延長を使えば追加料金はかかりますが、それでも「高くて利用をためらう」という金額ではありません。

学童ではイベントがあったり、おやつが出たり。保育園から小学校に上がっても、子どもを預けながら働くための費用負担は比較的小さいと感じています。

子どもの医療費も、窓口での自己負担は基本なし

子どもは突然熱を出したり、転んでケガをしたり。小さいうちは病院に行く機会も多いですよね。

わが家が住んでいる自治体では、対象となる子どもの保険診療について、基本的に窓口での自己負担はありません。

子どもが2人いると、これもかなりありがたい制度です。

医療費助成については自治体によって対象年齢や自己負担の有無などが異なるため、ここでは「東京都なら全員無料」とはせず、わが家の場合として書いておきます。

出産時や産後には「赤ちゃんファースト」も

出産前後には、東京都の出産・子育て支援も利用しました。

いわゆる「赤ちゃんファースト」で、専用サイトから育児用品や家電、食品などを選べるものです。

上の子を出産した頃とは制度も少し変わっており、2人育てている数年間だけでも、「子育て支援、変わっているな」と感じます。

また、2025年10月からは、東京都で無痛分娩にかかる費用の助成も始まりました。対象となる医療機関で無痛分娩をした場合、最大10万円が助成される制度です。

これは私が出産した頃にはなかった制度。

制度は時期によって内容が変わるので、これから出産する方は最新情報を確認してみてください。

こうして並べると「細かい子育て費」があまりかかっていない

こうして書き出してみると、

・児童手当
・018サポート
・保育料
・給食費
・子どもの医療費
・比較的安価な公立学童
・出産前後の支援

など、子どもが日常生活を送るうえでの負担がかなり軽減されています。

特に感じるのが、「細かいお金があまりかからない」ということ。

一つひとつは数千円でも、毎月・毎年積み重なれば大きな金額になります。

東京は生活費が高いイメージがありますが、少なくともわが家の場合、子育てそのものについては公的な支援の恩恵をかなり受けていると感じます。

でも、住宅費はやっぱり高い

一方で、「じゃあ東京って子育てしやすくて、意外とお金もかからないんだ!」とは、なかなか言えません。

理由はやっぱり住宅費。

わが家は4人家族ですが、広さや築年数などをある程度割り切って、住宅費を抑えて暮らしています。

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子どもが2人いると、「もっと広くて新しい家もいいなぁ」と思うこともあります。

先日、近所で売り出している土地の不動産営業の方と話す機会があり、戸建てを建てた場合の話を聞きました。

狭い土地に建つ細長い3階建てで、道路付けも決して良いとは言えない条件。私にとって理想の家とはかなり離れているのですが、それでも住宅ローンの支払いイメージは月28万円ほどでした。

……高い!

広さ、立地、間取りなどをもっと理想に近づけようとしたら、さらに上がります。

子育て支援で月数千円、数万円の負担が軽くなっても、住宅費だけで一気に吹き飛ぶくらいの差があります。

東京で子育てするうえで、住宅をどうするかはかなり大きな問題だと思います。

外食は高くなった。でも日常の買い物は選択肢もある

外食についても、ここ数年かなり高くなったなと感じます。

同じチェーン店でも都心部とそれ以外で価格が違うこともあります。外食すると、以前より「結構いったな」と思うことが増えました。

一方で、スーパーなど日常の買い物については、高い店しかないわけではありません。

高級スーパーもありますが、安いスーパーやドラッグストアなどもあり、選択肢はあります。

「東京は食料品も何もかも高い」というより、選ぶ店によって幅があるという感覚です。

わが家は車を持たない。その代わり必要なときはタクシーも

もう一つ、家計に大きく影響しているのは車かもしれません。

わが家は車を持っていません。電車、バス、電動自転車、シェアサイクル、徒歩を組み合わせて生活しています。

車がないので、駐車場代もガソリン代もかかりません。

子どもがいると、車があったら便利だなと思う場面は正直ありますが、今のところ、日常生活では車がなくても何とかなっています。

そして、車がないと結構歩きます。

「ここで追加で乗り換えるなら、徒歩17分の駅まで歩いたほうが早いな」となれば普通に歩く。子どもと一緒に自転車で移動することも多いです。

車社会の地域に住んでいる人と比べると、おそらく日常的に歩く距離は長いと思います。

家計面だけでなく、結果的に運動になっているのはメリットかもしれません。

ただ、その分ここぞというときにはタクシーを使います。

遠出する日の朝にターミナル駅まで乗ったり、遠出して疲れ果てた日の帰りに使ったり。結婚式など靴や服装を乱したくないときや、天気が悪い日にも活用します。

↓8月のおでかけ時も複数回使いました。

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ほんの数十分で4,000〜5,000円かかるときには「高い!」と思いますが、「普段は車なしで暮らしている分、必要経費だ!」と思って使っています。

「パパのお迎え」が当たり前だと思っていた

お金とは少し違いますが、東京で子育てしていて感じることがもう一つあります。

今住んでいる地域には、外国籍の家庭も含め、いろいろな人がいます。働き方や家族の形もさまざまです。

先日、地元の友達と話していて意外なことがありました。

保育園のお迎えの話になったとき、「うちの園、お迎えは半分くらいがパパだよ」と話したら、「こっちはパパのお迎え、ほぼいないよ」と言われたんです。

これには私のほうがびっくり。

わが家の園では、パパがお迎えに来るのはごく普通の光景です。中には、パパしか見たことがない家庭もあります。

それが日常だったので、場所によってそんなに違うとは思っていませんでした。

もちろん、これは東京全体に共通する話ではありません。地域や園、時間帯によっても全然違うと思います。

ただ、今住んでいる地域にはいろいろな人がいるので、「みんな同じ」という前提自体があまりないように感じます。

人と違うことを、必要以上に気にしなくていい

東京に住んでいると、人と少し違うことを必要以上に気にしなくていい、という感覚があります。

外国籍の人もいる。家族の形も働き方も違う。住んでいる人の入れ替わりも多い。

周りを見ればいろんな人がいるので、「普通はこうするよね」という感覚が、比較的薄いのかもしれません。

地元の友達と話していると、ときどき自分の感覚が少し違うことに気づくことがあります。

それも、長く今の環境で暮らしてきた影響なのかなと思います。

こういう距離感が心地いい人にとっては、東京で暮らす良さのひとつになるのかもしれません。

子どもとのお出かけ先には困りにくい

もう一つ、子どもが生まれてから感じるのが、子どもと出かけられる場所やイベントの多さです。

いつかのプラレール博

図書館や児童館など、無料で利用できる施設もあります。少し自転車で行けば大きな公園もあり、都心で暮らしていても意外と自然を感じられる場所があります。

わが家は生き物探しが好きなので、干潟へカニや魚を探しに行くこともあります。東京に住んでいても、少し足を伸ばせばこんな自然遊びもできます。

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そして、とにかくお祭りやイベントが多い。

自治体のお祭り、地域や神社のお祭り、大学のお祭りなど、いろいろなところで開催されています。

特に気候のいい5月や秋頃は、子ども向けにお菓子を配ってくれたり、ゲームや体験ができたりするイベントも多く、「今週はどこに行こう?」と選べるくらい。

毎週のようにどこかのお祭りへ行ける時期もありますし、近い場所で開催されていれば、同じ日に2つのお祭りをはしごすることもあります。

そのほかにも子ども向けのイベントは多く、博物館や美術館、期間限定の企画展なども次々に開催されます。

わが家も生き物や科学系のイベントにはよく反応していて、近々、国立科学博物館で開催される「ダーウィンが来た!」の企画展にも行く予定です。

「次の休み、どこに行こう?」というときに、候補がなくて困ることはあまりありません。

お金をかけなくても楽しめる場所から、有料の展覧会やレジャー施設まで、選択肢の多さは東京で子育てしていて感じるメリットのひとつです。

ただし、真夏・真冬の室内遊びは高い

とはいえ、何でも安く遊べるわけではありません。

特に困るのが、暑すぎる真夏や寒い真冬。

公園やお祭りなど屋外で遊びやすい季節は選択肢がたくさんありますが、民間の室内遊び場を家族で利用すると結構高いです。

暑すぎて公園では遊べない。でも毎回有料の室内施設に行くのもなあ……という真夏は、わが家も行き先に悩むことがあります。

無料・低価格で楽しめる選択肢がたくさんある一方で、快適な民間施設を利用しようとすると一気にお金がかかる。

このあたりも、東京で子育てしていて感じるリアルなところです。

東京は高い。でも「子育てそのもの」は思ったほど高くなかった

東京で子ども2人を育てているわが家の場合、住宅費はやっぱり高い。外食も高くなったと感じます。

一方で、保育料、給食費、医療費など、子どもの日常生活にかかる細かな負担は思っていた以上に少ないです。

さらに児童手当や018サポートといった現金給付もあります。

そして車を持たなくても暮らせること、無料で利用できる施設や公園があること、子ども向けのイベントやお出かけ先が豊富なこと、いろいろな背景の人がいる環境など、お金だけでは測れない部分もあります。

もちろん東京が誰にとっても子育てしやすいとは思いません。

広い家に住みたい、車を持ちたい、もっと自然のなかで暮らしたいなど、何を大事にするかによって住みやすい場所は変わります。

私自身も、今の暮らしが理想的かと言われたら、そこは即答できかねますが、通勤しやすく、楽しい刺激もたくさんある。いいところもたくさんある。

実際に子どもを2人育ててみると、「東京=何もかも高い」というわけではないし、子育てに関しては、思っていた以上にお金がかからない部分もありました。

高いものは、本当に高い。でも、かからないものも意外と多い。

今のところわが家は、東京での子育てを継続していくつもりです。

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