2026年6月、初めての一棟アパートの売買契約をしました。
今でこそ数千万円の一棟アパートを購入しようとしていますが、もともとの私は「融資が怖い」と思っていたタイプです。
不動産投資に興味を持ち始めたのは、おそらく2024年頃。最初から「一棟アパートを買おう!」と決めていたわけではなく、築古の区分マンションを見たり、都内のワンルームを紹介してもらったり、複数の不動産会社と面談したり。本やYouTube、Instagramなどでも情報収集しながら、「区分と一棟、どちらがいいんだろう?」「そもそも融資を使ってまで不動産を買うべき?」と、かなり長いこと迷っていました。
今回は、そんな私が最終的に一棟アパートを購入するまでの約2年間を振り返ってみます。
最初は融資が怖かった
私はもともと、大きな金額の融資を受けることにかなり抵抗がありました。不動産投資には興味があって、一棟アパートもいいなと思ってはいたものの、いきなり数千万円を借りるなんて怖い。今振り返っても、かなり慎重だったと思います。
そのため、最初に検討していたのは1,000万円以内で購入できる築古の区分マンションでした。東京や神奈川の駅近物件など、実際にいくつか物件を見たこともあります。
価格的には現実的に感じる一方で、築年数が古い区分マンションには、それはそれで不安がありました。実際に見に行ってみても、「正直、この物件を買いたいとは思えないな……」と感じることもありました。建物全体の修繕や管理など、自分ではコントロールできない部分も多く、「これを買いたい」と思えるところまではいきませんでした。
次に本格的に検討したのは、都内のワンルーム
その後、本格的に検討したのが東京のワンルームマンションです。2025年には複数の不動産会社と何度もオンライン面談をして、実際に物件も紹介してもらいました。
価格帯は1,500〜2,000万円台が中心。三軒茶屋など、個人的に「東京にこういう部屋を持てたらいいな」と思う物件もありました。事前審査も出して、銀行から比較的低い金利で融資OKの回答をもらったこともあります。つまり、「買おうと思えば買える」というところまでは進んでいました。
ただ、収支を計算すると気になることがありました。紹介された物件の多くは、ローン返済や管理費などを含めると、毎月1〜3万円程度の持ち出しが発生する想定でした。
もちろん、その金額自体は払えます。都内の物件を割安に購入できたり、現在の家賃が相場より低い物件なら将来的な家賃アップを期待できたり、売却時のキャピタルゲインを狙えたり。都内ワンルームならではのメリットも教えてもらいました。「老後にローンが終われば、家賃収入が残る」という考え方も理解できます。
でも、どうしても引っかかりました。毎月1〜3万円を払い続け、空室になればさらに大きな持ち出しが発生する。それは老後に向けた資産形成としては一つの方法だけれど、私が不動産投資で作りたいものとは少し違うのではないか。そんな気持ちが徐々に大きくなっていきました。
私が欲しかったのは「今を豊かにしてくれる資産」
不動産投資に目を向ける以前から、高配当投資などもやっていました。私が欲しかったのは、老後のための資産ではなく、会社員としての給与とは別に、今から少しずつ収入を生んでくれる資産でした。
もちろん、一棟アパートでも空室はありますし、修繕費もかかります。必ず毎月プラスになるわけではありません。それでも、ある程度の空室や経費を見込んだうえで、家賃収入からローンを返済し、手元にもお金が残る。そんな形の方が、自分の目的には合っているのではないかと思うようになりました。
そこで改めて、「小ぶりでも一棟アパートを買う」という選択肢が、自分の中で大きくなっていきました。
「最初は区分」「最初から一棟」いろいろな意見を聞いた
この頃は、本を読んだり、不動産投資系のYouTubeを見たり、Instagramで実際に投資している人の発信を読んだり、とにかくいろいろな情報に触れていました。楽待の動画や質問箱、リノベーション会社の発信などもよく見ていました。
実際に不動産投資をしている方と話す機会もありましたが、面白かったのは、人によって考え方が本当に違うこと。「2〜3戸までは手間をかけず絶対に区分がいい」という人もいれば、「区分から一棟に行ったけれど、最初から一棟にしておけばよかった」という人もいました。一棟から始めて、その後リスク分散のために東京の区分マンションを購入した人もいます。
「最初に何を買うかは、その後の投資の方向性を決めるうえでも大事」と言われたことも印象に残っています。
いろいろな話を聞いて感じたのは、不動産投資には一つの正解があるわけではないということでした。大切なのは「区分と一棟のどちらが優れているか」ではなく、自分が不動産投資で何を実現したいのか。私の場合は、少しずつ「まずは小ぶりな一棟から始めたい」という方向に気持ちが固まっていきました。
一棟投資を学ぶスクールが気になり始める
一棟アパートを自分でも探し始める中で、やはり不動産購入は大きな決断。勢いだけでは決めたくない、自分の知識だけでは決断が難しいと感じたんです。
そんなときに、以前からInstagramで発信を見ていた方が始めた、不動産投資のスクールが気になるようになりました。
最初に申し込もうと思ったのは2024年11月頃。ところが、気づいたときには募集が終了していました。
「次こそは」と思い、2025年5月の募集日はスケジュールにも入れていました。……が、まさかの急な高熱でダウン。気づいたときには0時の締め切りを過ぎていました。
個人的にDMを送ってお願いしようかとも考えましたが、当時は今より手元の現金も少なめ。「もしかしたら、今じゃないのかもしれない」と思い、そのときも見送ることにしました。
その後も自分で不動産会社と面談したり、物件を探したり、本を読んだり、SNSやYouTubeを見たりと情報収集は継続。正確な冊数は覚えていませんが、不動産関連の本も10冊以上は読んだと思います。
2025年12月、満を持してスクールへ
そして2025年12月、ようやく不動産投資スクールに入りました。
このスクールは、物件を紹介してもらって購入するようなものではありません。大家歴19年の講師の方がいて教材もありますが、講師はあくまでフラットな立場。実際に物件を探したり、不動産会社や銀行に連絡したり、買うかどうかを判断したりするのは自分自身です。
私にとって大きかったのは、スクールに入ったことで自分の資産状況や家族構成、今後の生活などを踏まえて、どんな不動産なら自分が狙えるのかが具体的になったことでした。
そしてもう一つ大きかったのが、不動産について気軽に相談できる先輩ができたこと。
それまでも本やSNS、YouTubeからたくさんの情報を得ていましたが、一般論ではなく「この場合はどう考える?」と自分の状況を前提に話せる相手がいることで、自分なりに納得して判断しやすくなりました。
融資に対する考え方も少しずつ変わった
もともと融資にかなり抵抗があった私ですが、長く発信を見たり、スクールで話を聞いたりする中で、融資に対する考え方も少しずつ変わっていきました。
単純に「数千万円の借金」と考えるのではなく、その融資でどんな資産を買うのか、家賃はいくら入るのか、空室や経費を見込んでも返済できるのか、修繕が発生しても耐えられるのか。そうやって一つずつ数字を見るようになりました。
だからといって、融資がまったく怖くなくなったわけではありません。今でも私はかなり慎重です。
ただ、不動産投資の場合は家賃収入という返済原資があります。もちろん空室や家賃下落、修繕などのリスクはありますが、それらも含めて収支を考えたうえで、「この融資なら受けよう」と判断できるようになりました。
ちなみに私は今でも、自宅のために数千万円の住宅ローンを組むことにはかなり抵抗があります。同じ「不動産を買うための融資」でも、私の中ではかなり感覚が違います。
2026年6月、初めての一棟アパートを売買契約
そして2026年6月、初めて一棟アパートの売買契約をしました。
不動産投資に興味を持ち始めてから考えると、ここまで約2年。築古区分を見たり、都内ワンルームを本気で検討したり、融資の事前審査まで進んだり。一棟アパートも自分で探しながら、スクールに入りたいのに2回タイミングを逃したり。
かなり遠回りしたようにも見えます。
でも、今振り返ると、その時間があったからこそ「なぜこの物件を買うのか」を自分なりに考えられるようになった気がします。
区分か一棟かより、「何のために買うのか」
私は今回、一棟アパートを選びました。でも、区分マンションが悪いとはまったく思っていません。
むしろ今でも、いつか東京の区分マンションがほしいー!!という気持ちはあります。
資産性を重視するのか、毎月のキャッシュフローを重視するのか。融資をどこまで使うのか。どのくらいのリスクなら自分が安心して持ち続けられるのか。人によって答えは違うと思います。
私の場合は、いろいろ検討した結果、「会社員以外からも、今から少しずつ収入が入る状態を作りたい」という目的が見えてきました。
だから、一つ目は小ぶりな一棟アパートを選びました。
最初から迷いなく一棟を目指していたわけではありません。むしろかなり迷ったし、融資も怖かった。それでも約2年間調べて、実際に物件を見て、いろいろな人の話を聞き、自分なりの基準を作ったことで、ようやく一棟目の購入までたどり着きました。
現在は、決済・引渡しに向けて準備を進めています。
売買契約後から決済までに実際にやったことについては、こちらの記事にまとめています。


